複利を利用したドルコストで長期投資を始めようと思いたったところ、積立NISAが始まったので、投信をまず積立NISAで始めてみようと思い立ちました。
そこでSBI証券でNISAから積立NISAに変更したまではよかったが、さて、どの銘柄を買えばよいのかがわからない。
そこで次の本で銘柄選びの基礎を学びました。
投信はどう選ぶべきか
詳しくは上記の本で確認していただきたいのですが、個人的に注目した銘柄選びの条件は次のとおりです。
- 信託期限が無期限
- 分配金を全額再投資
- 購入手数料がかからず、運用管理費用率が低い
- 純資産残高が30億円以上で、増え続けているもの
- 投資対象が国際分散型(バランス型)
理由は簡単に言うとこんな感じです。
⒈は複利+長期で稼ぐため
⒉は複利で稼ぐため
⒊はコスト分回収するのはたいへんだから
⒋はファンドマネージャーの選択肢を増やしておくため
⒌はリスクを分散し、世界経済の成長を享受するため
それでは、実際に上記の条件を考慮して、SBI証券で銘柄を検索していきましょう。
SBI証券で条件設定
まず、SBI証券にログインし、検索画面を開きます。
① メニューバーの「投信 ロボアド」をクリック
② 投信メニューの「銘柄検索・取扱一覧」をクリック
③ 遷移したページのサイドメニューの「ファンドを絞り込む」の中の「詳細な条件で絞り込む」をクリック
詳細な条件を設定する
一つ一つ条件を見ていきましょう。
スターレーディング
私は無視しました。評価など気にしません。
SBI証券で次のような解説が行われています。
「モーニングスターレーティング」五ツ星ファンドを選ぶ理由とは?
役に立つのかもしれませんが、人気が高い?誰からの?ということで無視。
ファンド分類
これは「バランス」です。
リスクを広い地域で分散させます。
投資地域
これも「グローバル」です。
よりリスクを分散させます。
買付手数料
「無料」です。
先のわからない投資でコストを回収することはたいへんなことなので、無料に限定します。
信託報酬
「0.54%以下」です。
信託報酬は、投信を運用している会社に支払う利用料ですが、これも低いに越したことはありません。とにかく収益率を良くします。
次の条件です。
決算頻度
少ない方がコストがかかりませんので「年1回」を選択。
トータルリターン
長期で投資なので、3年のリターンなど気にしません。
その他
分配金利回り、リスクメジャー、シャープレシオ、標準偏差
使い方がよくわからないので無視しました。
次の条件です。
資金流出入
資金は流入していた方がよいですが、1年連続しか見れないので、外しました。長期的に右肩上がりであればよいので。
純資産
多いに越したことはありませんが、「50億円以上」にしておきました。
償還まで
これは「無期限」です。長期投資です。
運用期間
長いに越したことはありませんが、少し幅を持たせて「5年以上」にしました。
取扱取引
「つみたてNISA」です。これでつみたてNISAに限定できます。
特色
「インデックス」にします。
こんな感じで条件を絞りました。
検索条件を保存する
ここで、設定した検索条件を保存しておくことにします。何度も検索条件を設定するのは面倒です。
保存の方法は次のとおりです。
検索すると、次のようにその条件が画面上部に表示されますので、次の方法で検索条件を保存します。
① 「条件の保存/読込」ボタンをクリック
② 「設定1に保存」ボタンをクリック
これで保存されました。
この条件を呼び出す方法は次のとおりです。
検索条件の読込
銘柄検索画面で「選択内容を確認」をクリックします。
① 「条件の保存/読込」をクリック
② 保存している条件1を読み込む場合は「設定1を読込」をクリック
これで読み込むことができます。
あとは好みで判断
先ほどの条件で検索すると次の11件に絞られます。
また純資産の下三角を押して純資産の高い順に並べ替えています。
個人的偏見でさらにここから絞りました。
「手数料等費用」タブをクリックして信託報酬等を表示するとこんな感じです。並べ替えは純資産の大きい順で変わりません。
粗選定
日本債権と日本株式の比率の高い「大和ー…」の⑤、⑧、(11)をまず外しました。日本に偏っているとリスク分散という意味で好ましくないと考えました。
次に債権重視は世界経済の成長を株式ほど享受できませんので、⑨と⑩を外しました。
残ったのが①、②、③、④、⑥、⑦
完全に好みで選んだ3銘柄
ここからは完全に個人的好みですが、
結論から言うとこの3銘柄(①、④、⑦)に対して11,111円ずつ投資することにしました。
世界経済インデックス
最初に紹介したこの本の9銘柄のうちの一つに挙げられていたので、保険で買っておくことにしました。
一番純資産があり、純資産の増加は右肩上がり、2009/1/16から設定されており、比較的長く運用されている。設立来のトータルリターンが131.54%(複利換算利回り約9.8%)と高い。
三菱UFJ国際-eMAXISバランス(8資産均等型)
純資産が上位2位で、純資産の増加はおおむね右肩上がり、信託報酬も0.54%以内と安めで、2011/10/31からの設定と設定期間は相対的にそれほど長くないが、設立来のトータルリターンが99.73%(複利換算利回り約10.7%)と高い。
投資対象として不動産投資信託証券(リート)も含めておきたかったので。
ニッセイワールドセレクトファンド(株式重視)
純資産もそれなりにあり、信託報酬も安め、純資産の増加はおおむね右肩上がり、2003/1/10から設定されており、長く運用され、設立来のトータルリターンが133.88%(複利換算利回り約6.17%)と優秀。そして株式重視型で少し攻めたものも入れておきたかったので選択。
2年後の答え合わせ
ひふみだけは当時カンブリア宮殿で取り上げられてて、購入。大塚家具買ってたときはどうしようと思いましたが、復活してきました。
まとめ
投信の素人が購入の仕方を少し調べて、購入した過程をご説明しました。
これはまったくの個人的見解であり、投資は無論自己責任でやるものです。これを参考にするのも自己責任ですので、このとおり買って損した!などと間違っても苦情を言ってきたりすることのない程度に参考にしていただければと思います。